先日、院長が高血圧症・心不全・心房細動の研究会で1演題目の座長を務めました。
1演題目は香川大学医学部 循環器・腎臓・脳卒中内科学 准教授の野間貴久先生より
高血圧診療の現状と最新の高血圧ガイドラインに基づく具体的な管理方法を紹介いただきました。
ガイドラインでは病態によっては2剤目でのMR拮抗薬の使用も考慮されるということ。
実際の自験例も踏まえて有効性をお示しいただきました。
香川県はうどん県でこれから寒くなる冬の塩分過多になる方への血圧治療の選択肢の一つとして期待できそうです。
2演題目は北海道大学 循環器内科教授の安斉俊久先生の左室駆出率の保たれた心不全と心房細動についての講演でした。
左室駆出率の保たれた心不全、つまりは心臓の動き良いけれどかたい心不全が最近増えていて、日本では心房細動の合併率が高い。心房細動は脳梗塞を起こす怖い不整脈です。これらの病態にアルドステロンという腎臓の上の副腎からでる水分や塩分をためて
血圧を上げるホルモンが影響していて、MR拮抗薬などの薬剤での治療が期待されることを豊富なデータでご教示いただきました。
2演題とも大変勉強になり明日からの診療に大変役立つご講演でした。
当院では循環器専門医として高血圧症の治療に注力しています。
最新の2025年8月に発表された高血圧学会のガイドラインでは年齢問わず、
病院で130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満となっています。
なかなか血圧が下がらずお困りの方はお気軽にご相談ください!
高血圧学会の啓発動画
慢性心不全、心房細動などの不整脈の生活管理・薬物治療に注力しています。
再発予防のための心臓リハビリテーション施設 https://www.sasaki.or.jp/cardiac-rehabilitation/を完備しています。
心臓が気になる方はお気軽にご相談ください